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12月東京街道塾 ルノワール会議室&そら塾 ゲスト大阪の中川さん

2011年12月11日(土)15:00〜 ルノアール会議室西日暮里

東京街道塾9回目


ルノアール会議室西日暮里が使えるのは2時間。11名の参加者、単純計算で1人当たり11.91分(少数第3位四捨五入)という条件。会議室利用者は必須であるというドリンクの注文により、15:05の時点でテーブル上はグラスとカップで埋まっていた。とても写真を広げられる状況ではない。尾仲氏は「早く飲んでさっさと始めよう」と提案したが、ホットを頼んだ湯浅、五位野、曽根は、淹れて5分と経たぬ熱々を一気に流し込めない。なぜ私はホットを頼んでしまったのだろうか/割愛。



以下、塾生の写真に対する尾仲氏の発言(・)


1 五位野 作った本5冊

     「1枚の写真でというよりは

      本という形でスナップを考えてみたい」


 ・これは写真家のやる仕事ではないかもしれない。

写真(セレクト)をどうしていくか。どうしてこの写真を撮らなければならなかったのか。

鈴木清の写真は、あの人が撮らなければならなかった写真だった。

数をつくる時期も大切。

ひとつの本の完成度を高めていくことも大切。

ドイツのブックフェアに出品されている本は、本という形にとらわれていない。

そういう場所をめざすのも手。


2 奈良 カラー数十点(テーブル上が埋まるくらい)

    「撮っていたものからピックアップ、プリントアウト

     どぎつい写真も撮ろうと思っている」

     

若者みたい。どういう風に見せたいのか。1枚1枚は面白いが、どういう

 場で見せたいのかを考えることは大切。

取材的な写真に見える。

キマリすぎていると、画面のパンチ力がなくなる。撮ってればうまくなる。それを意識化する。わけわかんないものは少なくとも興味はひかれる。何ものにも収まらないものが入ってもいい。説明する必要がないようなもの。もっとぐちゃぐちゃでいい。

自分が写真で何をやっているのか、「わかってる?」「わかってるね君」という見せ方。みんなそういうところがある。

みんながやってるからではなく、そういうものをぶっこわせる写真がいい。


3 湯浅 モノクロ

    「山梨の上野原

     上野原を撮ってきたわけではない」


写真っぽくなってきた。

プリントが格段によくなってきた。

モノクロはトーン。何が写っていようと、それだけで気持ちよくなるマジックがある。

自分が何を見せたいのか。プリントはできて当然。自分はこういうものが気持ちいいんですよという自己判断がこれからは大切になる。

それはよくないこともある。外国に行ってもそれを探したりとか。雨が降ったら撮れないとか。光と影に反応しているだけになる。

写真の本質はそこなのか。

それは使えばいい。

そこで悩みなさいよ。


4 高柳 モノクロ 13枚

    「手術の後、右目の感覚が変わった

     素直に撮りたいところを撮っているが

     今までとは自分の立ち位置が微妙に変わったことがおもしろかった

     キマッタ写真が自分には曖昧なものでも、それを確認しながら撮っ      

     ている」


むずかしい写真。

すごく微妙なアングルで撮られている。

曖昧さも含めて写真の表現。どれがいいかではなく。鈴木清の写真も彼にとっては必要だった。

失敗はないというのが写真。

それぐらい自由に扱えるのが写真だと思う。

これで今の自分が表現できていれば成功なわけで、10年経ってこれらが残るのかは別として、写真は常に曖昧なんだと思う。

タイトルをつければ見えが変わる。現場写真と言えばそう見えるもの。

その曖昧さがおもしろい。


5 紙屋 カラー 21枚

    「住宅街の写真

     どうしてもおばちゃんを撮ってしまう」


今回こわいのは車。狙ってくるようなこわさ。

静かな狙われ方。

いわゆるスナップの範疇ではない。ドイツの写真のような。光の落ち方のせいかもしれない。

街でカメラを向けられればあきらめるけど、住宅街で撮られるのは嫌。

どんどん深いところに行きそう。

偶然でしか撮れないものだけど、数撃ちゃ当たるでは通用しない写真。

おばちゃんは撮りやすい。


6 松井 カラー ファイル×2より十数枚

    「これまでに撮ってきた足利周辺の写真

     冊子に載せるものとして並びを考えた

     タイトルは年号でいこうかと思っている

     写真をもう一度始めた年でもあったから」


これで始まってこれで終わるのはどうだろう。

北関東の枯れた雰囲気で考えると浮いてしまうものもある 。

ページを開く度に展開があると面白い。

人工的なおしゃれタウンではなくて、すくいようのない写真の方がいい。

組みようはいくらでもある。差し替え、組み替え、、、、、、、、、これくらいさびた感じでもいいと思う。

バリエーションがある方が面白い。

あーでもないこーでもないって悩んでください。


7 小林 カラー

    「今まで撮ってきた写真を振り返ってみて

     まだ捨てきれていないと思った

     写メで撮ったものもある

     結局はこういうものが好き」


中華街のスナップはやめた?

フレーミングのセンスがいい、上手に切り取っている。

得手、不得手ってあるもの。

写真ってリアルなものだけど、そうではない見せ方もある。

興味のあるものを撮るのが一番。

わからないもののほうがえらいってわけではない。そういう風に見えるだけのこと。

そこに何が写っていないかを考える。それの繰り返し。

それもそのときの思いだから、後で見たら、なんだってことになる。

そのためにも数撮る。写メでもいいから撮ればいい。

 

8 岡島 モノクロ10枚

    「住宅街」


岡島さんらしさがでているのもあるが、いつもよりおさまりがいい。

押しもしない、引きもしない、距離感が面白い。

これですと言い切らないところがいい。

こういう写真が床の間に飾ってあるとこわい。

漠然と雰囲気は伝わるが、どういうタイトルでくくるのか。

その世界に入り込めるようなタイトル。

モノクロは雰囲気が出過ぎる。

ここまで重すぎなくてもいい。もう少しフラットな方が伝わると思う。


9 曽根 カラー 写真集作成の為の見開きで構成

    「フランス、

     パンにこだわりたい」


最初からがつんといけばいい。後々パンが出てくるわけだから。

遠景が続かない方がいい。

形で組んだ見開きがあってもよい。


会議室に設置された電話が鳴る。

「ご利用時間終了10分前でございます」


鴬谷のそら塾へ徒歩移動。

藤田進、岡部文2人展『BORDER』が開催されている。

一同2階へ上がると、そら塾がみしみしと揺れていた。

尾仲氏は日本家屋の構造を教授し、柱の上に移動するように言った。



 曽根続き

終わり方が弱い。

かっこいいけど男っぽい写真は、この中に入れると浮いてしまう。

抜けるページも必要。


10 程田 カラー 写真集作成のための写真

     「iphoneで撮った食べ物と自分の顔のアップ

      見開きで並ぶ8組16ページ構成

      CDジャケット

      展示時は大きく伸ばす」


もっとジャンクなもので押した方がいい。

おしゃれな食べ物はいらない。

カロリーオーバー。

単品で行こう

タイトルはいらない。このままでいい。


11 中川(大阪街道塾から) モノクロ ファイル

     「おばあちゃんの家

      過疎の町でどんどん家がなくなっている

      ずっと撮っていたものをワークショップを機にまとめたい」


ニコンが好みそうな写真。

枚数が増えて分散してしまった。

縦横をそろえた方がいい。

ゆるいトーンと硬いトーン。トーンを固めた方がいい。

ストーリーを作るといい。

見開きよりも、1枚ずつの方が見やすい。

もう少し写真の中に情報がほしい。


ここで、PHITOGRAPHICA編集長沖本氏現れる。

以下沖本氏の発言

縦、横で、本を動かさなければならないのはよくない。

目の中心がいくものでつなげて行くこと。

その中心が家なのか、道具なのか。

物語に没入させるような誘導が必要。引きの家を導入にするなど。

人物のショットをどこにいれるか。

トーンはねっとりしていてもいい。

家族アルバムとは違うものを作る。

状況証拠ばかりみせられているように感じる。

抜けのいい庭の写真を効果的に使うといい。


その後、そら塾野村恵子さんの料理を食べながら藤田進さんと岡部文さんのスライドを見て夜は更けた。あの時私がホットさえ注文しなければ。 五位野  

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